Corporate Initiaves企業の取り組み
知ってしまったから、何かしたい。
それだけの理由で、私たちは動いています。
誰かの特別な一日と、
かけがえのない笑顔に
ものづくりを始めてから、私たちは多くの現実を知りました。
言葉としては知っていたこと、ニュースの中で見聞きしていたこと。
けれど実際にその現場に触れたとき、ものづくりに携わる者として、
何ができるのかを考えるようになりました。
その思いから、しろくまきものでは二つの取り組みを進めています。
ひとつは、長期入院中の子どもたちとご家族への応援です。
医療機器やチューブを使用していても着用できるよう、
身体への負担と着脱のしやすさに配慮した特注仕様の着物を製作。
付き添いのお母さまとともに着物を纏い、特別な時間をお届けします。
撮影後には、写真データとプリントをお渡しし、その日の記憶をかたちとして残していただきます。
もうひとつは、就労継続支援B型事業所の皆さまとのパートナーシップです。
着物の糸抜きの工程をともに進め、
一つひとつの手仕事に敬意を払い、適正な対価をお支払いしています。
効率や納期だけを優先せず、それぞれのペースを尊重した関係づくりを大切にしています。
装う喜びを、必要としている人へ届けること。
誰かの特別な一日と、かけがえのない笑顔につながることを願って。
活動内容
Activities Description小さな積み重ねが、誰かの人生を少しだけ豊かにする
病院での着物体験イベント
長期入院中の子どもたちに、着物を着る体験を届けています。着物を纏った瞬間、子どもたちの表情が変わります。家族と一緒に写真を撮る。その一瞬が、かけがえのない思い出になる。
私たちにできることは小さいかもしれませんが、その小さな積み重ねが、誰かの人生を少しだけ豊かにできると信じています。
端布が、次のものづくりへつながる
私たちは、着物を可能な限り最後まで活かすことを大切にしています。シミや傷のある着物は糸をほどいて布へ戻し、着物ワンピースドレスやバンダナキャップ、ストールへと再生します。その制作過程で生まれる端布も、ぬいぐるみや中わたとして活用。それでもなお残る小さな布は、希望される就労継続支援B型事業所へ無償で提供しています。これまで材料として購入していた生地の代わりに活用していただくことで、事業所ごとのオリジナル小物づくりや作品制作に役立てられています。
一着の着物を、できる限り無駄にしない。そのものづくりの循環が、新たな仕事や創作へ自然につながっていくと信じています。
持続可能な支援の形
私たちが目指すのは、一時的な活動ではなく、事業として長く続く循環の仕組みです。譲り受けたアンティーク着物に新たな価値を吹き込み、現代の暮らしに馴染む形へ再生することで、着物を未来へ受け継いでいく。そのものづくりの過程が、B型事業所との連携や廃棄を減らす取り組み、そして文化を残していく活動へと自然につながっています。着物を無駄にせず、人とのつながりも大切にする。その積み重ねを、無理なく続けていくこと。それが、私たちが考える循環型ものづくりのかたちです。